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「脱走先」— いつも同じことを考えることが嫌だから

日本女子大学 建築デザイン学部1年、髙澤佑月(おゆづ)です。
生まれも育ちも川崎。実家暮らしを抜け出して、夏の終わりに那須へやってきました。
滞在期間は8月23日から9月2日まで。フリアコとしてLeu.と、すぐ隣のフィッシュランドで働きながら暮らしました。

最初は少し怖かったです。
事前情報もほとんどなくて、「なにをするんだろう」って
でも初日の夜、先輩フリアコが声をかけてくれて、一気に安心しました。

Leu.では個室清掃やベッドメイキング、お風呂掃除。
フィッシュランドでは飲食部門の手伝いをしていました。
午前はLeu.で仕事、午後はフィッシュランド、夕方は温泉、夜は交流会。
そんな生活リズムの中で、JAMフロアの奥で一息つく時間と、夜の星空を眺める時間がいちばん好きでした。
相方(まりとっつぉ)と 片耳イヤホンでお気に入りの曲を紹介しあいながら三角座りしてぼーっとしていると、ここに来た理由がなんとなく分かる気がして。

印象に残っているのは、人生の先輩たちとの夜会。
そしてLeu.を施工した会社の中務さんとの出会い。
建築を学ぶ私にとって、これから知らなきゃいけないことがたくさんだなーって。
作った人とお話しすると建物そのものが語りかけてくるような体験でした。

「JAMフロアの奥」が好きなのも、きっとそのせいです。

那須は思っていたより観光地っぽくなくて、見晴らしが良い。
スーパーのクオリティが高くて(笑)、東京に戻って「地面、狭っ!」って思いました。
那須は地面、余ってるんですよね。

ここで出会った人たちは、みんなフットワークが軽くて、教えるのが上手で。
「もっといろんなところ行ったほうがいいよ」と口をそろえて言われました。
その言葉に背中を押されて、私の中の“図々しさ”が少し育ちました。
いい意味で。

Leu.での報酬は「無知の知」でした。
何も知らない、何もできない自分を知って、恥ずかしいけど大丈夫になった。
東京に戻ると、また忘れそうになるけど。
Leu.はそんな私にとっての“脱走先”。
家でも学校でもない「新手の実家」、帰れる場所です。

おすすめしたい人:
家と学校、仕事場の往復で息が詰まっている人。
「どこかに逃げたい」と思っている人に、那須の風と星空を。