Menu

【開催レポート】地域と出会うフェア「暮らしを編むまち」

— 東京で出会って、次は板室で。—

Leu.が板室を飛び出して、東京へ行ってきました。

9月2日、清澄白河のリトルトーキョーで開催したのは、地域と出会うフェア「暮らしを編むまち」。

那須塩原市移住促進センター、日本仕事百貨のみなさんと一緒に、那須塩原で暮らし、働く人の言葉に触れる時間をつくりました。

移住相談会、というよりも、まずは人に会う日。
制度の説明から入るのではなく、那須塩原で働く人が、どんなふうに今の仕事や暮らしをつくってきたのかを聞いてみる。

そんな入口のイベントでした。


第1部は「聞く、話す、編む」

第1部は、日本仕事百貨の編集者によるインタビューのワークショップ。

誰かの話を聞くこと。
その人の言葉を受け取ること。
そこから自分の暮らしや仕事を考えてみること。

参加者同士でインタビューを実践したあと、板室温泉 大黒屋の野口さん、髙村さんを迎えて公開インタビューを行いました。

大黒屋は、Leu.と同じ板室温泉にある老舗旅館。
同じ地域にありながら、積み重ねてきた時間も、場所のあり方もまったく違います。

仕事の迷いや選択。
長く続く場所が大切にしていること。
そして、板室という土地で働くこと。

参加者のみなさんが、ただ話を聞くだけではなく、「聞く側」として地域の人と向き合う時間になっていたのが、とても良かったです。


第2部は「自分の仕事」のつくりかた

第2部は、しごとバー。

タイトルは、
「『自分の仕事』のつくりかた 動く人には、福きたる」。

登壇してくれたのは、道の駅「明治の森・黒磯」の支配人・石田美香さんと、株式会社庫やでブランドづくりに携わる鈴木洋平さん。

お二人とも、もともと那須塩原に強い縁があったわけではありません。

それでも、この土地に来て、
人と出会って、
目の前の仕事に取り組んで、
少しずつ自分の役割をつくってきた人たちです。

地方で働くというと、少し大きな話に聞こえるかもしれません。

でもこの日聞こえてきたのは、もっと等身大の話でした。

転職のこと。
移住してからの暮らしのこと。
仕事の手応えのこと。
地域で人とつながりながら、自分の仕事をつくっていくこと。

完成した成功談ではなく、そこに至るまでの過程を聞けたことが、とても良かったと思います。


東京で、那須塩原の人と出会う

今回の参加者は、62名。
第1部と第2部の両方に参加してくれた方もいて、会場には終始にぎわいがありました。

アンケートの回答率も高く、42件の回答が集まりました。

20代・30代が6割以上を占めていて、仕事や暮らしの選択肢を考えている現役世代にしっかり届いたイベントだったと思います。

そして面白かったのは、参加理由が「移住したいから」だけではなかったこと。

日本仕事百貨のイベントだから。
那須塩原市に興味があったから。
登壇者や企業に興味があったから。
地方での仕事に関心があったから。
インタビューに興味があったから。

入口がいくつもありました。

移住を前面に出しすぎないことで、逆にいろんな人が入りやすくなった。
これは今回の大きな手応えです。


交流の時間が、やっぱり大事でした

トークのあとは、那須塩原のチーズやワインを囲みながら交流。

ここからがまた良かったです。

参加者が登壇者を捕まえて今ぶち当たっている壁について相談して、背中をそっと押してもらう。
参加者同士も移住になそ共通の話題があって話しやすい。
仕事の話から、暮らしの話へ。
暮らしの話から、「今度行ってみたいですね」という話へ。

こういう時間は、資料だけではつくれません。

「那須塩原ってこういう場所です」と説明されるより、
そこにいる人と話して、
その人の言葉や表情から土地を感じる。

その方が、ずっと届く気がします。


うまれていた景色

移住相談会っぽくない移住イベント
制度説明から始まるのではなく、人の話から始まる。
だからこそ、まだ移住を決めていない人も参加しやすい空気がありました。

仕事の話が、暮らしの話になる
働く場所を考えることは、暮らす場所を考えることでもあります。
登壇者の話から、そのつながりが自然に見えてきました。

都市側と地域側の両方に発見がある
参加者が那須塩原を知るだけではなく、登壇者にとっても、自分の仕事やキャリアを振り返る時間になっていました。
一方通行ではないのが、今回の良いところでした。

次は現地で会いたくなる
東京で話を聞いて終わりではなく、次は那須塩原へ行ってみたくなる。
そしてそのときは、ぜひLeu.に泊まってほしいです。


数字にも、ちゃんと手応えがありました

今回、移住を検討していると答えた10名全員が、イベント参加後に移住意向が高まったと回答しました。

これはかなり大きいです。

もちろん、すぐに移住が決まるわけではありません。
でも、「ちょっと気になる」が「もう少し知りたい」に変わる。
「いつか行ってみたい」が「次に行ってみようかな」に変わる。

その変化が起きたことが大事だと思います。

一方で、移住にあたっての課題として多かったのは、やっぱり仕事や収入のことでした。

これはとても現実的です。
だからこそ、次は求人や職場見学、複業、地域企業との接点など、もう少し具体的なところまでつなげていきたいと思います。


Leu.として、このイベントをやってよかったこと

Leu.は「地域の寮」をコンセプトに、旅の人、地域の人、働く人が混ざる場所をつくってきました。

でも、その入口は必ずしも板室に来てからじゃなくてもいい。

東京で那須塩原の人と出会う。
その人の話を聞く。
なんか面白そうだなと思う。
次に実際に那須塩原へ来てみる。

そんな流れがあってもいいと思っています。

今回の「暮らしを編むまち」は、まさにその入口になったイベントでした。

短期的に移住者を何人増やす、という話だけではなく、
都市と地域が互いを知り、次の関わりをつくっていく。

その最初の接点を、東京でつくれたことがとても良かったです。


さいごに

地域と出会うフェア「暮らしを編むまち」、いい時間でした。

聞いて、話して、編んで。
仕事の話から、暮らしの話へ。
東京で出会って、次は那須塩原へ。

今回生まれた関心やつながりを、ここで終わらせず、現地訪問や相談、仕事、プロジェクト参加へと少しずつつなげていきたいと思います。

参加してくれたみなさん、登壇してくれたみなさん、日本仕事百貨のみなさん、那須塩原市移住促進センターのみなさん、ありがとうございました。

まずは東京で会いました。

次はぜひ、板室で。