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私と那須の物語。/ 金澤広大 #1

#20代で移住 #Iターン #転職

「地方に行きたい」ただ、それだけ。
帰省に憧れた大学生が選んだ
住込み実習先が那須だった。

「あー、来週はいなかに帰るんだよね。を言ってみたかったんです。」

東京都江戸川区で生まれ育ち、両親も東京育ち。”帰省”というイベントとは無縁の生活。
夏休みも、年末年始も、ずっと東京生活。帰省する友人を羨ましく思っていました。

大学入学後、”上京”という大きな転機を経験した友人たちを見て、私の地方への憧れはさらに加速。自分も環境が大きく変わるような経験をしたい!と、みんなとはあえて逆に、地方へ行ってみることを決意しました。もともと第一志望の大学ではなかったこともあり、人とは違う経験をして、自分なりの大学生活のハイライトを作ろうと考えたんです。

旅館の手伝いと地方創生?
私と那須のはじめての出会い。

大学のカリキュラムに、1か月間の現場実習があったんです。企業や団体にインターン生として出社するというもので、その実習先の一覧に「栃木県」の文字を見つけました。しかも住み込み!これは、ずっと憧れていた“地方での暮らし”ができるチャンスだ!と、すぐに目がとまりました。

実習内容は、先輩から旅館の手伝いや花火大会の実施、ピザ作りから地域を盛り上げる活動をすると聞きました。「なんだか楽しそう!」とわくわくしながら申し込みました。
場所は日光の川治温泉。実際に行ってみると、ライフジャケットを着た人たち。「今日からカヌー体験のお手伝いをしてもらいます。」って、えーーーーー!
しかも集合が日光の川治温泉だっただけ。住込みして働くのは那須の板室温泉。
その日のうちに那須へ運ばれました。笑

まぁ結局なんでも楽しんじゃうのが私です。

貸別荘で共同生活。
カヌー体験以上の経験。

突如始まった那須でのシェアハウス。2部屋のところ、多いときは6人で滞在。
日々変わるルームメイトには学生もいるし社会人いるし、様々な人がいました。男女分けようと1部屋に男5人で寝たこともあったな。とにかくこの1か月間、はじめましての人とご飯を作って一緒に食べて、一緒に寝て、一緒に出勤して、今めっちゃいい経験してるーと思いました。

これまで社会人といえば両親や学校の先生くらいしか接点がなく、仕事に対するイメージも限られていました。しかし、住み込みでの体験を通じて、仕事だけでなくその人たちの暮らしぶりまで垣間見ることができ、地方に来てみて本当に良かったと感じました。
この経験がきっかけとなり、長期休みのたびに栃木県へ通い、4年後には移住することとなるのです。

カヌー体験後の夕食。豊か過ぎる!